先日、小池塾の都議候補選びのペーパーテストが実施されたとの報道があった。小池塾が政治家として要求され得る資質を問うものは何かと検討した結論が試験実施である。
ここで日本の政治家の原点を振り返ると、勝海舟は「政治家の秘訣はただ"誠心誠意" のみだ。」と語った。
かと言って本当に政治知識が皆無の人物では、やはり政治家として望ましくはないだろう。逆に幾ら知識だけ豊富でも、誠心誠意に欠ける人物なら不適合だ。昨今、問題となっている政治家の政務活動費の不正問題も、知識不足の問題ではなくモラル不足の問題である。
政治知識は教えれば向上するが、心は今さら成人に説いても向上は難しい。候補者には、知識よりも先ず誠心誠意ありきの人物とすることが肝要であろう。