ビットコインなど仮想通貨間の交換をした場合の税務申告について

投資

税務申告時のビットコインの利益・損失の捉え方について疑問が多いと思います。日本円でビットコイン(BTC)を購入し、必ず日本円へ一旦戻すという方法であればシンプルなのですが、例えば、日本円でビットコイン(BTC)を購入し、その後イーサリアム(ETH)へ交換したらどうなるのか?

それは、国税庁の外国為替の見解が参考になるでしょう。

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円から米ドルに交換し、これをユーロ等他の外国通貨に交換した場合であっても、その外国通貨への交換時に、当該外国通貨(ユーロ)の額をその交換時の為替レートにより円換算した金額と当初の円から米ドルへの交換時の為替レートにより円換算した金額との差額(為替差損益)が所得税法第36条《収入金額》の収入すべき金額として実現したと考えられますので、これを所得として認識する必要があります。

つまり、

1.100万円を1万米ドルに交換した(交換時レート100円/ドル)
2.その1万米ドルを8千ユーロに交換した(交換時レート150円/ユーロ)

上記取引をした場合、米ドル→ユーロの交換時も、ユーロ円レートに換算する必要があります。

(150円 × 8,000ユーロ)-(100円 × 10,000ドル)= 20万円

になるので、20万円の利益を計上する必要があるのです。
この考え方は仮想通貨の取り引きでも同様に処理する必要があります。

毎回の取り引きで BTC→ETH の交換時でも、その時の ETH の円相場も記録しておかなければならないのは面倒ですが、それはルールなので面倒でも帳簿を作成して記録しておきましょう。

帳簿の記録がどうしても面倒であれば、年末までに全てのポジションを一旦日本円に戻して、年内に投入した金額(&手数料など)を差し引けば簡単に利益額が確定できます。年が明けたらビットコイン投資を再開するようにすると税申告がシンプルになります。

ビットコインリアルタイム相場

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