日本のサラリーマンの平均睡眠時間は6時間、公共システムの睡眠時間は8時間半

恐らくどのIT専門家が使っても多大なストレスを感じるであろう、我が国の誇る電子納税システム「e-Tax」。

今どき民間企業のシステムであれば、24時間365日ノンストップ稼働が当たり前という時代。筆者の経験ではインターネットの前世代、クライアントサーバシステムでさえ20年以上前から基幹システムはフォールトトレラントシステムとのニーズが当然だった記憶がある。

今回、e-Tax のウンザリする操作性の悪さの話は別の機会に譲るとして、稼働時間の少なさにも驚くばかりである。運用時間は平日のみで更に 朝8:30から0:00までしか動いていない。毎日、8時間半ものメンテナンス時間(?)を取っていて、土日祝祭日は一切稼働しない。

一方で、統計によると日本のサラリーマンの平均睡眠時間は6時間らしい。そのうえ土日出勤がある勤労者も多いだろう。つまり我が国では人間は酷使されるがコンピュータシステムは毎日8時間半の睡眠と土日の休みが保障される厚遇環境という図式らしい。本来あるべきは、逆ではないだろうか?

そもそも、稼働時間が役所中心に設計されているようだが、土日や夜間に業務をしているサービス業などもあるのだから、国民に使って貰う公共システムで平日昼間と夜間残業時間のみ稼働という設定がおかしいのではないだろうか?勿論、サーバの24時間365日運用がまだ人類未踏の技術領域であるなら解る。反重力技術で飛行機を飛ばせと言っても人類としてまだ技術が到達していないことは実現できず無理難題というものだ。

しかしサーバの24時間365日稼働は、少なくとも先進国社会では常識なのだから、当然、日本でも行政システムをノンストップ稼働させるよう努力すべきであろう。公共システムは民間システムより劣って当然という認識を改め、寧ろ公共システムの立ち位置として日本国内のITシステムはこうあるべきという模範となり、民間を牽引するくらいの気概であるべきだ。